その辺にいる社会人3年生(24)

社会人2年目のブログです。

恩師と再会

 自分にとってきちんとケリがついたと感じた出来事があったため、思いのままに書いていこうと思う。突然の出来事で、一週間ほど経ってしまったが一週間前よりかは自分の中で整理ができたと思っている。

 

 端的に言えば、先週母校で恩師と再会した。全くの急な再会と言えば嘘になる。再会する可能性がゼロではなかったのだ。「会うことになるかもしれない」と思っていたが、「会わせる顔がない」とも思っていた。これは当たり前の心理だと思っている。昨年のとんでもない出来事があって「久しぶり!」と何もなかったかのように振舞えるほど図太くない。これは性格も関係しているのかもしれないが、この先も心に棘が刺さったままで生きていくと覚悟を決めていたため、尚更会うなんてことはできないと思っていた。何より、また嫌な気持ちになるのを恐れていた。またあんな恐怖をわざわざ自ら味わいにいくのはできないと思っていた。でも、友人にとっては恩師で恩師と4年ぶりに会いたいと楽しみにしていることも知っていたし、それを無下にするわけにもいかなかった。口が悪いが、どうあがいても会うことを選択せざるを得なかったし逃げる道は選択肢になかったのだ。

 

 そして、意を決して恩師と再会した。あの出来事の前までの自分が知っていた恩師の姿があった。何だか不思議な気持ちになった。そして、複雑だった。一緒に他愛もないことでケラケラ笑い合っていたあの頃がフラッシュバックして懐かしい気持ちになった。それでも、あの昨年の出来事は消えなくて、まだまだ自分の心の傷は癒えていない。そんな全てチャラにできるほど自分も強くない。むしろ弱い。

 

 それでも、懲りない性格なのが自分で少し嬉しくもなった。「こういう関係だったな」となぜか感慨深くなった。もちろん昨年の出来事のことは許されない。どう考えてみても許せない。自分を失いかけ、夢もなくしかけた。それら全てのきっかけとなればどんな性格の人でも許されないだろう。だから、こうすることに決めた。

 

 昨年の出来事は切り離して考える。美談にする気はない。でも、今回の再会がなかったとしても、恩師に憧れた事実や今の自分がいるきっかけをくれたことを思い出として大事にしまっておこうと思っていた。だから、それを延長する考え方をしようと考えたのだ。文に起こすと何を言っているのか伝わらないかもしれない。

 

 とにかく昨年の恩師とは別で考えたい。あの時は、自分が自分の中でエンジンがかかっていたのと同じように恩師もかかっていたのかもしれない。決して甘くならないように指導しなければいけないと思っていたと信じたい。もちろんやり方の選択はミスしているのは言うまでもない。

 

 そして、自分が今考えているのは教育について語ってみたい。教育観が本当に違っていればまた離れることになるだろう。逆に、新たな視点を持っていればまたグッと距離は縮まる。教育についてどう思っているのか、教育に対してどのような思いを抱いているのかを聞いてみたい。話は結局それからな気がする。今の自分にとって最も大事なことはそういったことである。大事にしていることを子どもに伝えたいと思うのは必然であるため、そういったところから聞いてみたい。

 

 一旦は、全く何も話をしないということはなくなった。再会した後もLINEを送った。今後もお互いに昨年のことに触れることはきっとない。「学校どう?」「いろいろと見えてくるでしょう」と質問された。環境にもよるが、何とか1年目でやれているという自信を表したいと思い元気よく「毎日楽しすぎるし、環境がよすぎる」と答えておいた。気にはかけてくれていたんだと思った。恩師の新たな選択も聞くことができ、いい時間だった。とにかく一度腹を割って話す時間が欲しい。話はそれからだ。