その辺にいる社会人3年生(24)

社会人2年目のブログです。

2022年9月を振り返って

 遂に2学期がスタートした。40日間の長いようで短かった夏休みを経て、長い長い2学期が始まったわけだが、2学期が始まってからまだ1ヶ月しか時が進んでいない中で様々なことがあった。

 

 久しぶりに会う子どもたちはいい意味で変わっていなかった。夏休みの毎日の宿題として2行日記を出していたため、大体どのように過ごしていたかが分かった。友人と遊んだり、部活動に励んだり、家族と過ごしたり…読んでいて楽しかった。毎日同じような日々を過ごしてしまっている子どもも数名いて家庭環境も改めて見えた。

 

 2学期が始まって早々に現場実習がある子どももいた。夏休みから切り替えて仕事をするというのは難しかったと思うが、いい評価をもらって帰ってきた。お礼状まで書いて現在は落ち着いている。いいスタートが切れたと思っていた。

 

 しかし、毎日過ごしていると問題は起こる。1学期の友人間のトラブルを引きずっている子どももいたし、新たに友人と揉めた子どももいた。就労というのは、日々の生活態度や習慣が整っていないと成り立たない。普段から友人とトラブルを起こしていては、残念ながら働けないと判断される。就労とは、そういった基本的なことができている前提で話が進んでいくし、基本的なことに作業能力などのプラスアイテムが積み上がっていく感じである。イメージとしては、ピラミッドだ。

 

 思いをしっかりと伝えられないから、気持ちがすれ違う。「そんなつもりじゃなかった」「なぜそういう解釈をする?」と伝え方に不足があるのだ。これは明らかで、「どれだけ言葉で伝えられたらいいだろう」と何度思ったことか。だから、「何て言えばよかったと思う?」と何か問題があった時は尋ねるようにしている。その時は冷静にしっかりと回答できるため、突発的に言葉を口から出さないようにしてもらいたいという思いで指導している。

 

 2学期のテーマは「想像力」。相手の気持ちを考えて発言したり、先を見据えて見通しを持って行動したりすることを目標にした。一言で言えば難しく子どもからすれば大変なことでなあるが、確実に社会人の準備期間という今意識しておくべきことであると思っている。常に考えるということを意識していると、今の状態から少しは変わる。相手の気持ちが読めるようになるだけで、友人間のトラブルは減る。時間内にどの作業も終わり、遅刻はなく1日をスッキリ終わらせられる。長い2学期では、最も重要視してもらいたいキーワードである。

 

 個人懇談も始まり、家庭での様子も聞け大体進路の方向性も決めていけている。保護者と本人の意向が異なると大変である。また、能力が追いついていない進路を主張する保護者と本人もいる。どのように気づかせるべきかまだまだ模索中である。現場実習が失敗に終わっても、失敗と感じていないことも分かっているため本当に難しい課題である。

 

 行事が盛りだくさんな2学期である。健康で毎日それぞれの目標に向かって頑張れる2学期間にしてもらいたい。まずは、10月から。