その辺にいる社会人3年生(24)

社会人2年目のブログです。

2022年4月を振り返って

 大学を卒業し、学生という身分を捨て社会人となって、約1ヶ月が経とうとしている。この1ヶ月は本当に怒涛の時間を過ごしていた。試験に受かっていないが、教員として学校で勤めることができている。その環境にまずは感謝である。

 

 4月1日。晴れて自分は教員になることを認められた。いよいよ夢にまで見た教師生活の幕が開く。その事実に自分の胸は躍っていた。もちろん緊張、不安などのマイナスの感情もあったが、それよりは期待感が上回っていたように思う。実は、3月下旬に勤務地の変更があったのだが、それもまた自分の運命を変えたのではないかと思っている。

 

 お世話になる先生方に挨拶も済ませ、温かい職場であると聞いていた通りの職場の雰囲気を感じ取ることができ、自分は一安心した。「ここで頑張っていきたい」と決意をした。分掌やクラス担任についての発表があり、1クラスを2人の担任で受け持つということで自分も担任になることになっていた。本当に少人数の教員で学校運営をしている学校であるため、管理職以外の教員全員が担任を受け持っている。だから、1年目でも自分は担任を受け持たせてもらっている。しかし、学年の先生方が経験がありとても頼りになる先輩ばかりでこれまた心配無用だと感じていた。

 

 始業式があり、クラス・担任発表でクラスの生徒たちと初対面だった。ドキドキしたし、きっと生徒たちも同じ気持ちだったと思う。生徒たちと馴染むことに時間は全く必要なかった。授業も始まり、自分も仕事のペースを徐々に掴んでいった。クラスの生徒はたったの7人。しかし、その7人ですら全員を細かく見て支援するのは大変難しいことであると現段階で感じている。分掌、学年の中での役割、クラスで行う仕事、授業、、、本当に仕事は尽きないが結局は可愛い生徒たちのためと思えば、楽しく仕事ができている。毎日生徒たちが家であったことや趣味の話などいろんな話をしてくれる。まだ出会って1ヶ月も経っていない担任をすぐに受け入れてくれた生徒たちに感謝したい。

 

 生意気にも自分も「どんな生徒に育てたいか」という理想論だけは持っている。相方の先生とも意見が合致したため、毎日生徒たちに伝えている。いくつも言ってしまうと、生徒たちは覚えられず混乱するためひとまず「挨拶・返事・感謝」の3つのことに絞って大事にして欲しいこととして伝えている。しかし、最近は他人につい感情が爆発して乱暴な物言いをしてしまう生徒がいるため、これは少しずつ伝えていることであるが、「優しい言い方をしよう」ということである。とにかく思いやりを持って人と接せることができる人になって欲しい。優しい気持ちの持ち主でいて欲しい。自分の願いはただそれだけである。

 

 毎日めまぐるしく過ぎていく。きっと必死であるためである。しかし、余裕はある。初めてのことだらけだが、聞けば分かりやすく教えてくださる先輩先生がいらっしゃるし、何よりそんな楽しい先輩先生方と過ごす環境が素敵すぎて気持ちが明るくなる。思いつめたり、気持ちがしんどくなってしまわずに毎日楽しく生徒たちと過ごせている。生徒を叱ることはあっても、結局は「この子たちを社会に送り出す責任がある」という観点から考えているため、子どものためを思っての言動だと後々思うのである。9月くらいから順次始まる現場実習につなげて考えると、生徒たちは分かりやすいと思い、話をする際は意識をしている。先ほど、大事にして欲しい3つのことも企業に行ってできていないと、どう思われるか考えてみようと問いかける。そうすると、生徒はきちんと考えることができる。

 

 来月には個人懇談が始まる。オープンスクールがありそして、自分が担当する交通安全教室もある。様々なことがあり、生徒たちも精神的にも身体的にも大変であると思う。体調面や心理面のサポートはしっかりと意識していかなければいけないと思っている。4月は最後の最後で生徒指導案件が入ってきてしまい、しかも自分のクラスの生徒であったが、5月は平穏な日々を送ることができるように祈っている。