その辺にいる社会人3年生(24)

社会人2年目のブログです。

出会ってくれた生徒のみんな

 今日は教育実習の話に戻ろうと思う。家庭教師を約2年半させてもらっていて、そこでもたくさんの生徒に出会わせてもらった。たった数ヶ月、数年の付き合いかもしれないが、生徒のみんなと顔を合わせることが楽しくて仕方がなかった。今はもう何もアルバイトをしていないし、これまで関わってくれた生徒のみんなのことが懐かしく、元気にしているかとふと思うことがある。

 

 教育実習でもたくさんの生徒に出会うことができた。学校インターンシップという教育実習の一歩手前のような体験を大学でさせてもらった時にも、たくさんの生徒と一緒に体を動かしたり、勉強の質問を受けたりしたが、それよりも濃い経験をさせてもらえた。教育実習では1人の先生について、その先生が担任しているクラスに自分も所属させてもらえるため、そのクラスの生徒を中心に関係を築いていった。もちろん担当のクラスの学年の生徒や自分が所属していた部活の生徒ともたくさんふれあうことができた。

 

 自分が所属していたクラスの生徒は、比較的大人しかったが、日が経つにつれ距離が縮まっていることを実感し、嬉しかった。中3のクラスだったため、自分が中3の頃を頻繁に思い出していた。中学生特有の未熟さと危なっかしさがあると偉そうながら思った。自分が中学生の頃は、尖っていた頃と自分にも周りにも素直になれていた頃の時期で構成される。自分と同じようにポーカーフェイスを保っている生徒も元気に笑顔で過ごしている生徒もいて、自分たちが中学生の頃とあまり変わっていないとなぜか安心した。そうは言っても、自分には楽しそうに話しかけてくれたり、勉強の悩みを打ち明けてくれたりしてくれてとても自分も楽しかった。

 

 たったの3週間という短い時間であったが、とても良い時間を過ごせた。一緒に掃除をして、放課後にたくさん話をして、とても有意義な時間を過ごすことができた。教育実習で出会った生徒のみんなには感謝をしている。自分はもちろん教育実習ということなので、担当したクラスのみんなを始め学年のみんなには自分の課題が山盛りな授業を受けてもらった。怪我をして松葉杖をついているためプリントを率先して配ってくれたり、積極的に発言をしてくれたり本当にたくさん助けてもらった。「何かできることがあれば言ってください」のこの一言がとても支えになった。生徒のおかげで体が不自由な状態での教育実習を乗り越えることができたと言っても過言ではない。心の優しい生徒にたくさん出会えて幸せだったし、教員になりたいと強く思うようにもなった。

 

 教育実習最終日。クラスのみんなからサプライズで色紙をもらった。みんなの思いが詰まった温かい色紙をもらって家に帰って、自分も思いが溢れて泣いてしまった。お別れの日だから泣いてくれた生徒もいた。3週間でこんなにも自分のことを大事に思ってくれていたんだということが伝わってきてそこでももらい泣きをしてしまった。「早く怪我が治りますように」「絶対先生なってくださいね」と色紙に書いてあって、とても嬉しかった。みんなの思いを受け止めてこれからも精一杯やっていきたい。そして、また大きくなったみんなと会いたいと思っている。