その辺にいる社会人3年生(24)

社会人2年目のブログです。

激動の半年間を振り返る

 2022年も1/12が終わろうとしている。本当に時間が経つのは早い。そうすると、歳を取るのも早いと感じる。しかし、自分は2021年の下半期はとても長く感じた。まるで時間が止まっているように感じていた時もあった。それでも同じように刻々と時間は過ぎていく。もったいない時間の過ごし方だけはしてはいけないと思い、どんな時も何かをするようにしていた。身体が不自由でできることと言えば、机に向かって学ぶことである。とにかく本を読んだ。卒業論文の執筆に明け暮れた。教育実習の準備を行った。そして、人生について考えた。

 

 昨年6月、右アキレス腱を断裂した当時絶望したことは過去のブログに詳細を記してあるため、そちらを読んでいただきたい。しかし、本当の地獄はまだ始まっていなかった。教育実習中にアキレス腱を断裂し、松葉杖生活の中何とか教育実習を終えることができた。教育実習が終わればすぐに就職試験が待っていた。就職試験の筆記試験が終わり、結果待ちをしている間に「手術をした方がいいと思う」と言われ、就職2次試験が終わってからすぐに手術をする決断をした。

 

 どうせ教育実習や試験が終わってからでないと手術はできないということは重々承知であるが、約2ヶ月半ほどを無駄にしたと思っていた。術後松葉杖生活が再び始まったし、また何もかもが1からスタートした感じがした。それに加えて、11月にはまた教育実習が控えていた。「保存療法で治していた約2ヶ月半は何だったんだ」ととにかく泣いた。ちなみにこんな状況で受験した試験は負けた。

 

 手術は8月下旬に行われ、松葉杖生活から解放されたのは10月下旬であった。この間も本を読み、卒業論文を執筆し、人生に考えるというサイクルをとにかく繰り返していた。とにかく松葉杖を除去し、歩行が可能になり日常が1日でも早く返ってくることを願いリハビリに励んだ。主治医やリハビリの先生の言葉を信じてたくさん励まし支えていただき、リハビリには真剣に取り組んだ。リハビリの先生に与えられた課題を着実にこなしていった。そうすると10月下旬には松葉杖が取れた。とても嬉しかった。ここまで辛抱強くやってきてよかったと思えた。11月の教育実習まで3週間しかないが、とにかく間に合ってよかったとホッとしていた。

 

 そして、6月の教育実習ではメンタルをボコボコにされていたため、11月の教育実習はできれば行きたくないとまでに思い詰めマイナス感情しかなかった。教育実習に対していい思い出がリアルに2、3個であった。可愛い生徒と出会えたこと。実習生仲間に助けられたくさんの愛情を感じることができたこと。生徒が最終日に心のこもった色紙をもらったこと。以外に何も思い出せない。しかし、11月の教育実習では本当にありがたい出会いをたくさんした。指導教官もその他の先生方も、そして配属されたクラスの生徒たち、他クラスの生徒たちも本当に優しくて温かくてとてもよくしてもらった。「全力を尽くさせてもらいたい」と思えるような環境だった。という気持ちで教育実習を終えようとしていた。

 

 試験に落ちた自分は社会人1年目としてスタートを切れるか分からなかった。9月下旬からずっとそう思いながら過ごしていたし、もちろんこのことを2月3月まで気にかけなくてはいけないと思っていた。しかし、自分を救ってくれる1本の電話が教育実習が終わる2日前にあった。端的に言えば、「ウチへ来ないか?」という本当にありがたいお話だった。これはチャンスだと思い、3日後にはお願いしますと電話をした。

 

 そして、12月に実際に面接を行ってくださり任用内定をいただけた。就職先が決まるまで一瞬のことであった。これは自分が何かをして実ったものではない。ただの運で自分を拾ってくださった方がいたという話で、ラッキーなことだった。

 

 昨年は6月~12月までで感情も環境も考え方もかなり揺れ動いた。自分がこれまで生きてきた人生の中で最も刺激的な時間だった。この濃い時間を過ごせた半年間がこの先の人生で生きてくると信じたい。