その辺にいる社会人3年生(24)

社会人2年目のブログです。

意味不明なルールに則らされそうになった話

 生きていれば「よく分からない」「理解不能」ということが起こる。残念ながらこの世は美しいものだけで構成されていない。だからこそ、誰かに言われたとおりに生きていくのは危険だと自分は思うのである。しっかりと自分自身の頭で考え判断していく必要がある。でも、大体の人は賢いため何も言わずに従うのである。ただ、自分はそのように賢く生きていく術を知らないし、少しでもおかしいと思うことは正直に口にしてしまう。きっと周りの雰囲気を悪くしてしまっていたと思う。そこに関しては申し訳ないと反省している。

 

 中学校・高校と中高一貫校の女子校に通っていたのだが、本当に校則が厳しい学校であった。しかも、「なぜこのような校則があるのか」と思うものばかりだった。ちなみに今考えてもよく分からない。「あなたたちの安全を守るため」と綺麗事で丸め込まれていたが、全く腑に落ちなかった。学校を辞めたくないため、生徒手帳に書かれているような大きなことに関しては嫌々我慢をして波風を立てずに自分は日々を過ごしていた。もちろん意味も分からずにである。

 

 生徒手帳に書かれていない校則もたくさんあり、生徒側の自分たちが把握できていない状況だった。そして、最も理解に苦しんだのが先生一人一人で感覚も校則について考えている基準が違うことであった。自分たちはそれらに合わせなければいけないというよく分からないことが起きていた。そして、どうやら「ツーブロック禁止」という校則があったらしい。もちろん生徒手帳に記載はない。学年団の先生には何も言われていなかった。自分は当時ツーブロックの髪型が流行っていたため、やっていた。そうすると後輩もツーブロックにしていた時があり、後輩は学年団の先生が厳しく「髪型を変えろ」と指導したみたいなのである。そして、自分にもその先生は「後輩なんだし、あなたに憧れてやっているのだろうから、辞めさせてくれ」と言われた。なぜツーブロックがいけないのか、そもそも先生たちで校則に関して違うことを言ってくるのは辞めて欲しいと思い、全く納得できなかったため後輩には何も言わなかった。ニュースでこのことが取り上げられていたことがあったのだが、「反社会勢力と間違われるから」と偉い人が言っていた。逆に頭が混乱した。

 

 本当に意味不明なルールに従わされそうであった。自分は断じて最後まで従わなかった。「肩につかない髪の長さであれば結わなくてもよい」という校則があったが、これもまた細かい校則である。何か言いたいだけなのかもしれないと思うようになっていった。意味が分からないことに「はい」と首を縦に振るのはあまりおすすめできないと自分は思っている。