その辺にいる社会人3年生(24)

社会人2年目のブログです。

社会人0年目

 現在大学4年生。すべての講義を終え、成績が発表され、卒業式を迎えるだけとなった。あと1ヶ月と少しすれば社会へ羽ばたいていくこととなる。母のお腹から産まれ、家族に支えられたくさんの愛情を受け、学校いう名の小さな社会からいよいよ大人社会へと旅立つ時が来た。

 

 今までの職業は、「なし」か「学生」であった。もう学生という言い訳ができないし、全ての責任が自分に降りかかり、「守られる側」から「守る側」へ変わるのだ。そう思うと、とても気分が上がるとは言えない。しかし、これを大人たちがこれまでやってきてくれていたんだと思うと、それを自分がやる番が来たと思うしかないとも感じる。

 

 春から社会人1年目。何を目標に生きていこうか。大学の講義も週に1回で卒業論文の教授とのやり取りもオンライン上でやっていたため、今はまた一人暮らしから実家暮らしに戻っている。しかし、また一人暮らしが始まる。炊事、洗濯、掃除、ライフラインの支払い、給料のやりくりなど全て自分でやっていかなければならない。それプラス仕事をしていくことになる。学生とはめっきり違うのだろうと今からドキドキしている。「どんな人と働くことになるのか」ということがとても気になるし、最も不安なことである。でも、どんな人であっても上手く付き合っていかなければならない。「人間関係」がどのような仕事においても本当に大事なことであると思うため、自分はやはり「謙虚に、素直に」という目標を立てたいと思う。「話の流れが掴めない」と思われた方もいらっしゃるだろう。しかし、意外なところで話は繋がっている。

 

 自分は今時間がたっぷり取れる。このようなご時世であまり外出もしないし、アルバイトもしていない。だから、読書をよくしている。本を読んでいく中で、やはり大事だと思うことが目標に掲げた2つだと強う思うのである。社会人1年目で右も左も分からないくせに、「分かってますよ」のような顔をしてデスクに座っている新人がいれば誰だって腹が立つだろう。分かっていないのに分かっているふりをして、「やっておきます」と勝手に行動を起こすと「今年の新人はおかしい」と距離を置かれてしまうだろう。ここまで読んでいただいた方はお分かりだろうが、目標に挙げた2点ができていない場合、良好な人間関係を築くのは不可能であるとも言えるだろう。誰だって「まだまだなのでもっと教えてください!」「何かアドバイスいただけませんか」と素直に尋ねてくる新人の方が可愛いに決まっている。

 

 横柄で一人で生きているような顔をして働いている人と関わろうとはかなりの物好きでない限りしない。だから、自分はその真逆の人間になりたい。もちろん媚びるのではない。社会人1年目で何も分からないのだから、ゼロより下のマイナスから「何事も学ばせていただきます!」という気持ちで全力でやっていきたいというのが、本音である。