その辺にいる社会人3年生(24)

社会人2年目のブログです。

大人になる

 成人と呼ばれるのは、20歳になってからである。これは余談であるが、大学生にとって20歳は大学2年のことを指すため、少しややこしい。成人はしたが、まだ学生という中途半端な感覚に陥る。大学生でない人たちにとっては全く関係のない話であるため、さらっと聞き流して欲しい。

 

 成人になることと大人になることというのは全く別物であるということが、遅ればせながら最近分かった。成人なんて変な話、勝手になれる。ただ生きていればなれる。嫌でも20歳を迎えられる。だから、自分も自然にぼーっとしていても20歳になれた。成人というのはめでたいことであるとされているため、家族に盛大に祝ってもらったし友だちも祝福してくれた。確かに嬉しかったのだが、なぜか自分はモヤモヤしていた。

 

 自分は子どもの頃から「大人になんてなりたくない」と思っていた。働きたくないし、学校に行っていれば、部活を楽しんでいれば最高な毎日を送れる。この日常がずっと続けばいいのにと思っていた。自分の家族を持つこととか、自分が親戚にお年玉を配る姿とかが全く想像できなかった。ちなみにそれは今もそうだ。大人になんてなれないし、なりたくない。とずっと思っていたせいで今大変困っている。大人になる準備を何一つとしてしてきていないからだ。しっかりとツケが回ってきた。もちろんサボればいつか自分に返ってくる。スポーツと同じだ。準備をしていないと痛い目を見ることなんて分かっていたが、大人になることに関してにはずっと背を向けてしまっていた。

 

 では、大人になることってどういうこと何だろうと考えているが、今は全く答えが出ていない。お金を稼げたら大人?人に優しくできたら大人?そんな単純なことではないと自分は思う。自分の短所である、自分のことだけに集中しすぎず、周りへの気配りを忘れないということが大切であるとは思っている。すごく気を遣える子だと自分が思える友だちは山ほどいる。だからこそ、自分が気遣う必要がないと勘違いしてしまっているのではないかと今反省している。自分の周りにいる友だちはとにかく優しい。その優しさに甘えてこの歳までのらりくらり来てしまった。ただの自分の認識の甘さと準備不足である。

 

 大人になるってきっとかなり難しい。特に自分にとっては相当高いハードルであろう。ここ最近はずっと「大人になるって何だ?」ということについて考えている。しかし、一筋縄ではいかないテーマである。だから、周りにいる大人である同級生を思い浮かべて考えることもある。本当にみんなは大人だ。頭が上がらないし、素晴らしい友だちに出会えて誇らしい。自分も友だちにせっかくであれば思って欲しい。だから、大人になっていかなければいけない。何より大人にならないと社会で生きづらくなる。誰の迷惑もかけたくないし、できれば友だちにも家族にも恩師にも貢献したい。だから、大人になる。