その辺にいる社会人3年生(24)

社会人2年目のブログです。

お金をドブに捨てる

 皆さんこんにちは。今日のテーマは昨日予告していた通り「お金をドブに捨てる」です。お時間許す方は最後までお付き合いください。よろしくお願い致します。

 

 「得をしている」「損をしている」と考えて行動する人というのは一定数いるだろうし、その人数は多いかもしれません。「この状況、今得をしているのか?それとも損をしているのか?」と思い、一喜一憂することを悪いことだとは言いません。ただ、自分はそんなことを一々考えて生きていません。というより、不器用でずる賢くもなければ計算高くもないので、そんなことを考えて答えにたどり着くまでに結構な時間が必要になってくると思うのです。もちろん損得を第1に考えてしまう親である方もいるはずです。子どものことに関して損得を計算していては子どもが苦しくなってしまいます。だから、子どもに対して大人にとって得であることや損であることを伝えたり教えたりすることは間違いなのではないかと思うわけです。

 

 結論から申しますが、自分の両親は「あなたの言動で得をした(損をした)」と自分に対して言ってことは一度もありません。一般家庭でお金持ちでも何でもないのにも関わらず、中学受験をさせて中高一貫校へ入れたのに部活動しかしていなかったし、海外短期留学をさせたのに結局将来英語を使った仕事をしないと言い出したし本当に自分の両親は振り回されたと思っていると思います。「今までさせてきたことが今に生きていないのではないかと」疑ったことも数知れずあったと思いますが、「お金をドブに捨てた」といったことは冗談でも言ったことはありません。「お金をドブに捨てたも同然だ」と平気でおっしゃる親御さんもたくさんいるのです。「こんな子にするつもりはなかった」「あれだけ習い事もお稽古もさせたのに…」と嘆く親御さんがいらしゃるのですが、それは親御さんの理想と野望に過ぎません。自分は結婚もしていないし子どももおりませんので、「何も分からないのにも言わないで欲しい」と言われてしまえば終わりですが、自分からすれば両親にしてきてもらった子育てが全てで、理想や野望もどこかで捨てることも必要なのではないかと思うのです。きっと自分の両親も理想も野望も山ほどあったでしょうが、どこかで捨てて子どもがやりたいことを最優先に考えてくれました。

 

 「お金をドブに捨てた」と思う方もいらっしゃると思います。個人的にはあれだけたくさん習い事をさせてもらって経験を積ませてもらってきたのだから「お金をドブに捨てた」と感じています。そんな子どもからすれば、「どこかで生かしたい」と思っているし、「やってきて損なことはない」と信じています。母も良く「やってきたこと全て無駄でない」と言ってくれていました。お金をドブに捨てるなんてことは自分はないと思っています。だから、その言葉を子どもに浴びせないでください。読んでいただきありがとうございました。次回のテーマは「他人に要求する前に自ら歩み寄ることを考える」を予定しております。ではまた次回。