その辺にいる社会人3年生(24)

社会人2年目のブログです。

副教科はなくても良いの?

 皆さんこんにちは。今日のテーマは昨日予告していた通り「副教科はなくても良いの?」です。お時間許す方は最後までお付き合いください。よろしくお願い致します。

 

 突然ですが、皆さん好きな教科は何ですか。国語が好きな人もいれば、音楽が好きな人もいるでしょう。では、あなたにとって重要だと感じる教科は何ですか。こうなると、副教科の優先順が低い人が多くなるのはだいたいの人が予想できるかもしれません。なぜこのような現象が起きるのか。単純に副教科がほとんど受験科目に含まれていないからだと思います。自分は現在大学3年生ですが、大学の入試方法はAO入試でした。そして、入試内容は小論文と面接でした。だから、俗に筆記試験、一般入試と呼ばれるものを経験したのは約9年前の中学入試です。ちなみに中高一貫校に通っていたので、高校受験はしていません。中学受験時の入試科目は、国語・数学・理科・社会の4教科でした。見ての通り、保健体育・音楽・図画工作・家庭科といった副教科はありません。しかし、少し話を大学の入試の話に戻しますが、もし自分はAO入試で不合格になっていたら、公募推薦で合格をいただいた今通っている大学を再び受験するつもりでした。その際の入試内容は、体育実技、小論文、グループ面接でした。つまり、自分にとっては保健体育がいらない教科だったということはありえないわけです。入試科目に副教科を追加して欲しいという話をしているわけではありません。でも、高校入試・大学入試のことだけを考えて副教科をするくらいなら、その時間を5教科(国語・数学・理科・社会・英語)に譲って欲しいという考えは少し視野が狭い考え方だと思います。

 

 自分は、保健体育教員になりたいと思うきっかけを恩師にもらい、今の道を選んでいるわけですが、5教科と同じくらい保健体育という教科は大事な教科だと思っています。音楽や美術の専門的なことは分からないし保健体育ほど興味はないので、詳しい話はできませんが、きっと保健体育と同様、5教科と同じくらい大事な教科であると思います。体を動かすことはもちろん好きでしたが、クラスのみんなと触れ合ったり協力したりできる時間としてとても好きでした。加えて、「この(保健体育の)時間は、きっと5教科では得られないものを得られる時間なのだろう」と思っていました。

 

  結論、副教科は決していらない教科ではありません。入試科目でないという理由だけで「あってもなくても良い教科」として副教科を扱うのではなく、その先の人生を考えてみてください。自分は、保健体育という教科があったことで、小学生の頃から運動が好きで中学3年生から保健体育教員を目指し、自分の選択肢が広がったと思っています。どこで自身の選択肢が増えるか分かりません。自身で選択肢を閉ざすようなことはすべきでないと思います。読んでいただきありがとうございました。次回のテーマは「モンスターペアレント」を予定しております。ではまた次回。