その辺にいる社会人3年生(24)

社会人2年目のブログです。

モンスターペアレント

 皆さんこんにちは。今日のテーマは昨日予告していた通り「モンスターペアレント」です。お時間許す方は最後までお付き合いください。よろしくお願い致します。

 

 「モンスターペアレント」。今ではこの言葉も聞きなれた言葉です。ということは、最近からモンスターペアレントとされる親が出現したわけではないし、「モンスターペアレント」という言葉ができたわけではないのです。少し調べてみたのですが、1990年代後半からモンスターペアレントと呼ばれる親が出現してきたそうです。何の根拠もないのにも関わらずとりあえず教員を責める人、子どもの話だけを鵜呑みにして教員に文句を言いつける人…といったように様々です。そもそも、自分の親は「学校のことに関しては、学校に全て任せておけば良い」という考えでした。あくまでも言っておきますが、学校に責任まで転嫁したり教育に関与しなかったりということではなく、学校の方針に従うということです。自分の父は中学校教諭で母は元養護教諭なので、学校のことはサラリーマンである親や飲食店である親より分かっていると思うので、教員が困るようなことは絶対にしないという気持ちがあったのだろうと思います。もちろんなぜそう思うかと言うと、父も母も教員という立場として、教員と子どもの問題の間に保護者が入ってややこしくなるなんてことは嫌だからだと自分は思っています。

 

 そんな家庭で育った自分も実際にモンスターペアレントに出会ったことがあります。もちろん出会いたくないものですが、出会ってしまったものは仕方のないことですし、今教員を目指しているという観点から考えると、無駄な経験ではなかったと思います。中学校の時、ある同級生がいて、その子は自分が言っていないことを自身の立場が優位になるように自分の発言を変えるという、虚言壁のある子でした。自分は濃い関係でその子と関わっていなかったので良かったのですが、深い付き合いをしていた子たちに直接いわゆる問題児の親が乗り込んでいき、とても非常識な光景を目の当たりにしました。もちろん担任教師にも「学校でどのような教育をしているんだ!」と感情そのままに怒っている姿もありました。親が真実を知ってその騒動のようなものは収まったのかと当時は思っていましたが、今はあのような親は誰が何と言おうと子どもの言っていることが全て正しいと思い込んでいる可能性が高いと思っているので、反省をしているどころか子どもたちに対しても教員に対しても「分からずや」の一点張りで、実際は何も解決していないのではないかと思います。

 

 自分は、冒頭で書いたようにこのような親に育てられたため、自分の親がモンスターペアレントになることはありえないと思っていましたが、モンスターペアレントは実際にいるのだということが中学生の時に分かりました。子どもの話だけでなく学校側の意見も聞かなくてはいけないし、学校に非があると思いすぎないことが親になった人には肝に銘じていただきたいです。俯瞰で見ると本当にみっともないので、自身の姿を客観的に見れるようになる人が増えて欲しいと思っています。読んでいただきありがとうございました。次回のテーマは「それなら塾へどうぞ」を予定しております。ではまた次回。