その辺にいる社会人3年生(24)

社会人2年目のブログです。

「教科」ではなく「教科を通じて」

 皆さんこんにちは。今日のテーマは昨日予告していた通り「教科ではなく教科を通じて」です。お時間許す方は最後までお付き合いください。よろしくお願い致します。

 

 自分は約9年前に中学受験をして、中高一貫校へ入学しました。それも自分から「地元の中学校じゃなくて、私立の中学校へ行きたい」と言い出して、裕福でも何でもない一般家庭にも関わらず、親に無理を言って高校も合わせて6年間通わせてもらいました。でも、中学校での初めての中間考査の結果と相対評価を総合して見て「飛び込んだ世界と自分の能力との間に大きな溝がある」と思い、嫌な予感がして勝手に勉強を卒業することに羽目になってしまいました。でも、当時の自分は特に挫折を経験したこともなかったので、変な自信があり後に場違いだと気づく世界に飛び込むことにしました。だから、小学生の頃はそれなりに勉強に対して自信があったしコンプレックスはほとんどない状態でした。小学3年生の頃から「勉強が楽しい」と思うようになり、どの教科もおもしろいと感じていました。つまり、「教科」自体が好きでした。でも、勉強することが重荷になってから、そしてこうして教員になることを目指すようになってからは「教科を通じて」学ぶものがあればそれで十分なのではないかと思うようになりました。勉強を勝手に卒業してからももちろん「やらされ学習」でしたが、勉強はしなければなりませんでした。当時中学生・高校生の頃の得意科目は数学と英語、苦手科目は国語と社会でした。得意科目の授業を受けている時や宿題をしている時はほとんど苦にはなっていませんでしたが、逆に苦手科目に関してはほとんどが苦であると感じていました。でもやらないわけにもいかない苦手科目とは、「教科を通じて」何か学ぶものがないかを探れば良かったと今では思います。

 

 保健体育教員になって教える立場になった時、生徒に「保健体育」を好きになってもらえれば何も言うことはありませんが、「保健体育を通じて」何か大切なものを見つけ出してもらえるような授業づくりに励んでいきたいと考えています。当時の自分は視野が狭く、「教科を通じて新たな発見をしよう」と思えていませんでした。だから、自分が教員になったら、「教科そのものだけを見つめるのではなく、その教科を大きく見て何か自身のためにならないか考えてみるよう努めてみたらどうか」ということを伝えてみたいと思っています。実際に自分がやってきたことではありませんが、教員になろうと決意し、大学生になっていろいろなものを吸収して気づいたことでも、生徒から苦手科目のことで相談されたら提供してみようと思っています。読んでいただきありがとうございました。次回のテーマは「子どもから大人へ」を予定しております。ではまた次回。