その辺にいる社会人3年生(24)

社会人2年目のブログです。

教育虐待

 皆さんこんにちは。今日のテーマは昨日予告していた通り「教育虐待」です。お時間許す方は最後までお付き合いください。よろしくお願い致します。

 

 「教育虐待」とは、教育を理由に親が子どもに無理難題を押しつける心理的虐待のことです。とはいえ、こういうことが実際に行われてしまっている家庭があることは知っていましたが、「教育虐待」という言葉があることは知りませんでした。でも、考えてみればこれは立派な虐待です。度を超えた勉強をさせる行為だけでなく、子どもが望んでいないのに親が習い事を強要することなども教育虐待にあたるのです。

 

 自分は小学生の頃、ピアノ・習字・そろばん・サッカー・塾と習い事をさせてもらって、忙しい日々を送っていました。でも、この中のピアノ・習字・そろばんは小学生になったら母が絶対にさせると決めていたようで、この3つは強制でした。この3つをおろそかにしないことを条件にサッカーと塾は習わせてもらっていました。そして、このブログで何度も書いているかと思うのですが、自分はピアノが大嫌いで毎日辞めたいと思っていました。母自身がピアノを習っていなくて、学校の音楽の授業で困ることがたくさんあったため、子どもには同じような思いをさせたくないと思っていたみたいで、自分が「辞めたい」と言い続けても、全く聞き入れてもらえませんでした。「そんなに嫌なら辞めなさい」と父には言われ、父と母の意見に板挟みになっていてしんどかったです。だから、当時言葉があったかは分かりませんが、これは「教育虐待」だったかもしれません。心理的苦痛を感じていました。でも、自分の場合これは結果論かもしれませんが、ピアノは嫌いで辞めたかったけど続けていた方が良いだろうということは分かっていました。案の定、学校の音楽の授業で困ることはなかったし音楽会でピアノを弾かせてもらえたりしてピアノをやっていて良かったと今も思います。これは、母を庇うのでも何でもなく、教育虐待ではなかったです。もしこれで、自分がピアノをやっていることがストレスになって学校に行けなくなったり、ピアノが上手く弾けなくて「やっていてメリットはない」と感じていたとしたら教育虐待になっていたのだろうと思います。自分が思うに、教育虐待の手前だでした。

 

 自分のようにピアノをやっていてメリットを見い出せて、続けるべきだと自分なりに考えられるのなら良いと思いますが、そうでない子どももたくさんいます。心理的な苦痛を感じてそれを言い出すことができない子どもを思うと胸が痛いです。親の意向だけで子育てをしてはいけないということは忘れてはいけません。読んでいただきありがとうございました。次回のテーマは「ソーシャルスキルを上げよう」を予定しております。ではまた次回。