その辺にいる社会人2年生(24)

社会人2年目のブログです。

ロボットを作っているのではない

 皆さんこんにちは。今日のテーマは昨日予告していた通り「ロボットを作っているのではない」です。お時間許す方は最後までお付き合いください。よろしくお願い致します。

 

 教員は子どもを1人の立派な人間にしていく仕事だと思っています。ロボットを作っているのではなく、血の通った人間を作っていくのが教員のやるべきことでしょう。それなのにも関わらず、教員が子どもを教員側、学校側の「思い通りにしよう」「言うことを聞かせていれば良い」と思っている場合が少なくありません。はっきり言って、そういうのは子どもに伝わります。自分も「これは自分のことを思って考えて言ってくれているのではない」と感じることもありました。「あなたの理想を叶える道具じゃない」と思ったこともあります。こんなことを子どもに感じさせるなんて教員失格だと思います。「怒るのが面倒くさいから」「校長に呼び出されるから」なんて子どもからすれば知ったこっちゃないわけです。何度も言いますが、子どもに教員が「自身の立場を守ろうとしている」ということがバレてしまいます。

 

 TBS系で1979年~2011年までの32年間に渡り放送された超名作学園ドラマ「3年B組金八先生」をご存じでしょうか。武田鉄矢さん演じる坂本金八が生徒たちと真正面からぶつかっていく超有名な作品です。第1シリーズ~第8シリーズで構成されており、自分もまだ産まれていない頃のシリーズのものも含め全て見たことがあり、全シリーズにおいて時代背景やそれによって問題視されるものが違い、とても感動しました。また、教員になると決めてから再度見ると自然とまた違う見方で見ていて、考えさせられるものが多くありました。そして、金八先生は多くの名言を残しているのです。その中で、「我々はみかんや機械を作っているのではない。我々は人間を作っているのだ」という名言があり、自分も「ロボットを作るのが教員の仕事ではない」と思っていたので、涙ながらに他の教員や保護者に訴えるシーンで自分も泣いてしまったことを覚えています。

 

 極端な話、ロボットを作りたいのなら工場へ行くべきです。人間と触れ合って人間を作り成長させていきたいと強く思わなければ、教員の仕事は務まらないと思っています。利益を教員側、学校側中心に考えていてはそれは教育とは言えないでしょう。「生き物」を作り育てることは、ロボットを作ることより何倍も難しいと思います。でも、それが教員の仕事であることに間違いないのです。読んでいただきありがとうございました。次回のテーマは「教育虐待」を予定しております。ではまた次回。