その辺にいる社会人3年生(24)

社会人2年目のブログです。

非行

 皆さんこんにちは。今日のテーマは昨日予告していた通り「非行」です。お時間許す方は最後までお付き合いください。よろしくお願い致します。

 

 「非行」。反抗期が存在しない自分には全く理解のできない言葉でした。生きていく中で最も関わりの深い親に対して攻撃的な発言をしたり、実際に攻撃をしたり、何が気に入らなくて学校で暴れて先生を困らせて時にはクラスメイトを傷つけ迷惑をかけることをしたり、なぜそのようなことをするのかいつも疑問でした。自分の地元の公立中学校もいわゆる「非行少年・少女」がいました。正直、自分が小学生の頃から非行少年・少女がいることを知っていたので、公立中学校に通うことが嫌で中学受験をしました。校内でタバコを吸ったり、学校の窓ガラスを割ることなんて日常茶飯事で、よく警察官が校門の前に来ていました。小学生だった自分は警察官と中学生が話をしているのを横目に下校したこともありました。

 

 小学生の頃「やんちゃ坊主」と呼ばれるような少し学校の先生の厄介になるような児童がいましたが、その児童たちのことも理解できなかったです。そして、中学生からは非行とは真逆の世界で生きてきたような友人と平和な日々を過ごしていました。ある時、教員を目指すにあたって、「なぜ非行に走るのか」と考えてみることにしました。原因だと考えられるのはまず、「家庭環境」です。愛情不足で「いつも頑張っているの見ているよ」「よく頑張ったね」「今日学校で何したの?」「最近誰と仲良いの?」等とコミュニケーションを取っていないと「見てもらえている感覚」が常になくなってしまうため子どもは不安になります。そもそも物心がつき始め、幼稚園に通いだす頃から習慣づけておくことが大事なのではないかと思っています。「反抗期かもしれない…」と辞めるのではなく、続けるべきです。1番理解して欲しい親には「見捨てられることはない」と意識させることも必要ではないでしょうか。そして、「感情の表し方が分からない」ことです。思春期は特に自身の意見や考えを口にすることが恥ずかしい時期なので、非行をすることによってかまって欲しい「サイン」を出しているのではないかと思います。親御さんは非行でのサインの前にやるべきことがあるということが分かっていただけたのではないでしょうか。

 

 家庭でのコミュニケーションがどれほど大事なものか分かっていただけましたか。小学生の頃は自分も「非行少年・少女の気持ちなんて一切分からない」と目を背けてきましたが、非行少年・少女には事情があると分かってきました。「苦しい、辛い」ともがき、嘆き、戸惑いの気持ちをどこへぶつけたら良いのか分からない可哀想な人たちであるのかもしれないと思えるようにもなってきました。自分は学校であったことは120%親に話すタイプだったし、親にも感謝をしていたし非行に走ることもありませんでしたが、親御さんが話を聞いてくれる家庭ばかりでもないだろうし、親御さんと仲の良い関係を築けている子どもばかりでもないと思います。親の存在って本当に大きいし、育つ環境も本当に大事です。「なぜウチの子が…」ではなく、自身に原因があるかもしれないとまず思ってください。自分はそれが解決への第1歩だと思っています。親が「見守ってくれている」「応援してくれている」と子どもに感じさせることは、幼少期だろうが思春期だろうが必要なのではないでしょうか。読んでいただきありがとうございました。次回のテーマは「時間は無限であるようで有限」を予定しております。ではまた次回。