その辺にいる社会人3年生(24)

社会人2年目のブログです。

「勉強しなさい!」とは言わない

 皆さんこんにちは。今日のテーマは昨日予告していた通り「勉強しなさい!とは言わない」です。お時間許す方は最後までお付き合いください。よろしくお願い致します。

 

 アルバイトで家庭教師をしていることは、よくブログを読んでくださっている方ならお見知り置きいただいていると思います。これは家庭教師を雇っているご家庭だけではなく日本全家庭において言えることだと思いますが、ほとんどが勉強をしたくない子どもがいるご家庭です。家庭教師を雇うご家庭は「マンツーマン指導を望んでいる」「塾への送り迎えの親の負担の軽減」といった理由で様々です。決して月謝が安くない家庭教師をそれもただの大学3年生(大学1年生から雇ってくださっている家庭もあります。)を雇ってくださっている親御さんに感謝の気持ちを込めて働かせていただいています。その中で自分だけにしかできないことを考えて2年間やってきたつもりです。その中の1つに「勉強しなさい!」とは言わないと決めています。

 

 親御さんは「勉強しなければいけない」「今しか勉強する時間はない」「学生の本分は勉強である」と繰り返し子どもに言っています。本当にその意見は正しいです。でも、自分は絶対と言って良いほど「勉強しなさい!」とは言いません。これは皆さんもそうだと思いますが、自分が言われて嫌だったからです。自分は中学受験をするという目的も、中学受験で合格するという目標もあったからこそ勉強をしていましたが、小学生は特に勉強しようと意識が高まることはありません。意識が低い子どもに対していきなりハードルの高い「勉強しなさい!」と言い、そしてそれも怒り口調で言っても勉強しようとしません。ではどうするのか。「とにかく待つ」のです。言い忘れましたが、勉強しないからと言って怒ることはないです。自分が担当する子どもたちは机に向かうまでにも時間がかかります。それでもとにかく待ちます。雑談をしたり、世間話をして机に向かってくれるのを待ちます。そうすると不思議と「そろそろやるか」と子どもの方から言ってくれます。とにかくやる気はゼロなのですが、やらなければいけない空気を察して「やろうか」と言うようになります。授業中も話が入りやすいように算数の文章題や中学生は英語の英作文で子どもの好きなものや趣味としているものの話を盛り込むようにしています。そのまま解き方を思い出してもらえたらという思いでそうしています。授業中集中力がなくなる時もありますが、その時は目安の時間が来ていなくても休憩を入れるようにしています。集中できる時間だけ必死に取り組ませます。

 

 「勉強しなさい!」と頭ごなしに言ってもほとんど効果はゼロです。「やらないなら罰ゲーム」というのも押さえつけているようで自分が嫌になるのでやりません。その子に勉強が必要かどうかはただの家庭教師である自分が入っていけるような話ではないので、「勉強しなさい!」と偉そうなことは言えません。子どもは命令と指示を嫌います。「我が子も勉強しません!助けてください!」と言って頭を抱えている親御さん。一意見として参考にしてみてください。読んでいただきありがとうございました。次回のテーマは「良い子は危ない」を予定しております。ではまた次回。