その辺にいる社会人3年生(24)

社会人2年目のブログです。

社会人1年目を終える今日。今思うこと。

 あっという間のこの1年。とにかく目の前で起こることに食らいつくことで頭がいっぱいだった。初めてのたくさんのこと。対応しようと必死だった。

 

 そんな日々が始まる前日。1年前の今日。不安と緊張と期待で胸がいっぱいだった。新たな土地で新たな暮らし。当時22歳の自分は、心を強く保てなかった。師匠からの突然のLINE。「不安でいっぱいだろうが、大丈夫」「明日から元気に挨拶して、仲間になれるよ」と励ましてくださった。嬉しくて飛び跳ねた。やっぱり味方だと再確認でき、感謝が溢れた。周りに支えてもらって一人前。それがよく分かる瞬間だった。

 

 そして、始まった社会人としての生活。知らない場所。知らない大人。知らない空間。それに圧倒されてしまい、初日はとても疲れた記憶がある。先生方への挨拶を済ませ、大量の書類を裁いた。「少ない人数でワイワイやっています」「みんなで楽しく働いています」という先生方の言葉で少しラクになったのも、間違いない。ホッとした。働く環境が最も気になる。共に働く人次第ということは、一度でも働いたことがある人は誰もが分かることだろう。雰囲気というのは、その職場にもきっとある。その雰囲気が、ピリピリしていないことがすぐに分かった。自分の運のよさを改めて知った。

 

 始業式までは、とにかく教科別の会議や分掌部会など言われるがまま出席し、どのような仕事があるのかを丁寧に先生方に教えていただきついていった。忘れもしないのが、「担当が変わるため、これを機にお願いしたい」と言われ、いきなり外部と連絡を取るというのが初めての大仕事だった。情けない話、電話の正しい掛け方も知らない。雰囲気で仕事をした。でも、それは今でも変わらない(笑)何となくで仕事を進める。違えばその場で軌道修正。ある程度はやってみる。性格上、遅かったり後回しにしたりすることは嫌いである。それも相待って、こういう仕事スタイルを取っている。

 

 話が逸れるが、「1年目とは思えないほどしっかりしていますね」と言われることが多々あった。そんなわけがない。きっとミスもたくさんしている。でも、それをカバーしてもらって、フォローしてもらってやっと一人で立てている。だから、偉そうな態度を取っているのかもしれないとずっとそういう意味で焦っている(笑)

 

 話を戻そう。始業式。子どもたちと初対面。担任発表の際、「誰だろう?」「担任が変わって大変だな」という素直な表情が印象的だった。早く馴染めたらいいのになと思ったのもこの時が初めてだったかもしれない。その後教室へ戻り、ありきたりな「楽しいクラスを作っていきたいと思います」という挨拶をしたような気がする。何ともおもしろくない教師だ(笑)

 

 授業もいくつも担当させてもらい、子どもとも密に関わり充実した日々を過ごすことができた。基本的には優しい先生。ちょっとしたことでは怒らない。怒鳴るなんてもってのほか。しかし、挨拶や礼儀に関してはとても厳しかった。子どもがいくら「いいじゃん〜」と言うことでも、それだけは絶対にスルーしなかった。でもそれが段々と身につき始め、何でもそうだがやはり子どもに伝わった瞬間が一番嬉しかった。心を鬼にして怒らないといけない時もあった。胸が痛かったが、悪いことをした時は叱らなければいけない。ただ、その子どもが一方的に悪いのかを考えることは大事にしていた。何か理由があるはずなのである。それをきちんと他教員には言わないが、伝えてくれることがあり、信頼関係が築けつつあると嬉しくもあった。学校行事も含め、思い出がたくさんできた。

 

 本当にいろんなことがあった。と同時に子どもと関わるってそういうことだとも思った。いろいろあったけど、結果充実していたと笑顔で言えるのは、可愛い子どもたちと優しい先生方のおかげであることは間違いない。そして、この環境で社会人1年目を過ごさせてもらえたことが、とてもよかった。落ち着いて仕事を覚えていけた。全てに感謝したい。

 

 そして、明日から2年目。メンバーは変わるが、どうか今年度のように仕事がしていけたらと思う。職場環境以外何もかもがまた新しくなる2年目。また違った不安があるが、協力してやっていけたら。どんな1年になるのだろう。楽しみでもある。