その辺にいる社会人2年生(24)

社会人2年目のブログです。

2023年1月を振り返って

 新年を迎え、時は2023年になった。1学年のまとめの学期である3学期が始まった。子どもたちは、次の学年の「0学期」であることをあまり理解していなかった。いつまでも今のままでいたいという子どもの心理がうかがえた。自分も大人になんかなりたくなかったし、子どもでいたい気持ちが痛いほど分かる。それでも、時は来てしまう。もう1年後の今頃にはそれぞれ進路が決まり、あとは卒業を待つだけという状況になっていることであろう。そこでもまだ進路が決まっていないというのは話にならないことはさすがに子どもたちも分かっていると信じたい。「誰かが何とかしてくれる」「何とかなる」という気持ちがどこかにあるような子どもも今の時期でもまだいる。今までも何とかなってきているからそう思うのだろう。しかし、残念ながら義務教育は終了している。ということは、そんな甘い世界が待っているわけがないのである。

 1月になり、3学期の始業式が行われた。おせち作りを手伝ったり、大掃除を行ったりそれぞれが充実した冬休みを過ごせたことが分かり、とても嬉しかった。夏休み同様保護者に構ってもらえていない子どもがいることも事実で、子どもは内心寂しい思いをしているだろうと思う。それを口にすることはない。思春期であることもそうだが、何より親が大好きで親を庇う。親を責めて本当の意味でぶつかり合いをしていないため、保護者はいつまで経っても気づかないし、変わるタイミングがない。それが裏目に出てしまった。

 現場実習が3学期が始まり早々にスタートした子どもがいる。この時期であるため、2回目の実習の子どもがほとんどだ。5日間の現場実習だが、2日間も休む事態が起きてしまった。ちなみに、1回目の実習でも同じことをしている。作業内容は始まる前から何の問題もないことは分かっていたが、実際に高評価をいただいて終えた。作業ができることは分かっている、学年でもトップクラスの手先の器用さである。しかし、この子どもの問題点はそこではなく、毎日出席することである。少しでも気分が乗らないと休む。現場実習で休むということはどういうことなのかが理解できない。学校も当然週1~2で休む。そこに課題がある。もう1人現場実習に行った子どもがいる。1回目の実習の様子を見ていれば問題ないように思えてたが、早退をしたり休憩をさせていただいていたり順風満帆とは言えない実習となった。本当の体調不良であればいいのだが、そうではなさそうだった。気持ちの問題だと考えている。わがままであることや気持ちが折れてしまうことなど、課題が露わになった実習となった。気持ちで折れることが多いことはもう約1年一緒に過ごしていると分かる。でも、気持ちが折れていては就労はできないことも事実であるため、そこを鍛えていかなければいけない。圧倒的な経験不足とハングリー精神がなさすぎることが原因であると考える。今からどうかすると言っても時間がなさすぎる。声をかけ続けるしかない。

 新年早々いい話がないのは残念だが、これが実態である。少しずつ力をつけつつ課題と向き合っていかなければいけない。3学期は短く、もうすでに40日を切っている。短期戦、ぜひ勝ちたい。