その辺にいる社会人3年生(24)

社会人2年目のブログです。

2023年2月を振り返って

 「2月は逃げる」と昔から言われているそうだが、本当にその通りである。昔の人はよく言ったものだ。あっという間で2月の日々は過ぎ去って至った。しかし、そんな短い時間の中でも、何かはちゃんと起こる。表現が間違っているのかもしれないが、子どもがいる学校という場所は、そういう環境なのだ。でも、そこにやりがいを感じるからこの仕事ができるのだとも思う。

 

 2月を過ごしてみて改めてあの子たちを見ていると、「感情をコントロールするって難しいなあ」って思うわけだ。大人でも難しいのに、17歳に難しいことを指導してしまっているとも思える。でも、あと2年もすればあの子たちも立派な社会人だ。「時間があるからのんびりと」とはお世辞でも言えない。そういうことは集団で生活をしていく上で幼少の頃から鍛えていくスキルなのだろうと思う。そういう経験を経ていないから今壁にぶち当たっている感覚はある。とにかく何事も経験不足が目立つ。

 

 自分のことを客観的に見れると自然と感情のコントロールも出来てくるのだろうと思うが、そこはもっときっとハードルが上がる。その第一歩として「得意なことと苦手なこと」を書かせてみたが、やはり分かっていなかった。ジョークでも調子に乗っている言動ではなかったのだ。本当に自分自身が見えていない。2年生のこの時期にその状態では改めて就労は難しいと感じた。「なんだかんだで最終的に就労できる」とどこかで思っている。「今注意を受けていることは、結局役立たない」とも思っているだろう。それは思春期だから思うのもしょうがない。でも、18歳学校を卒業した瞬間に嫌でも社会に放り出される。大学や専門学校に進学するわけではないため、もう甘えることはできない。希望通りにならなくとも、どこかで働いていかなければいけない。そこまで想像もできない。どの面においてもしんどさを感じている。しかし、そのしんどさを感じているのは周りで当の本人は分かっていない。焦っているのも当然周りだけである。

 

 希望通りにならなかったらならなかったで、現実を受け入れられない気がする。でも、働くって「ぜひ働いて欲しい」と言ってもらわなければ契約成立しない。しかし、そういうことも理解できていない。なかなか難しいところである。進路のことを考えなければもっとのびのびと支援できるのだろうと思うことが最近増えた。やはり、働くことの前段階で積み残した学びをしていった方がいいと感じている。でも、働きたいと入学してきて働くことを前提にするならば、多少厳しくしなければいけないことも多数ある。今年度終了まであと1ヶ月。最終判断として、本人たちに合った進路を固めていかなければいけない。