その辺にいる社会人3年生(24)

社会人2年目のブログです。

2022年11月を振り返って

 2学期の3/4が終了し、季節も秋が過ぎて冬が見えてきた頃である。ちょうど1年前くらいに自分の人生が大きく動いたななんてことも感じつつ、目の前の子どもたちと真剣に向き合う日々。その時間がたまらなく楽しく、たまらなく大変で人生に充実感を与えてくれる。そんなことを考えながら、そんなことに感謝をしながら毎日を生きている。

 今月は、職業訓練校の見学と企業見学が予定されていた。職業訓練校を第一希望として考えている子どもは少ないが、職業訓練校でお世話になり、1年修行したのちに就職を考えるべきであるという学年であることもあり、この見学に力を入れたかったというのが個人的な考えである。正直、卒業後いきなり就職をせずに4,5年猶予があってもいいと思わざるを得ない子どもたちが多い学年である。「急ぐ必要は全くない」と伝えているが、その「急ぐ」という意味が分かっていない。人生のビジョンが見えていないからであろう。〇年後、〇十年後どんなことをして、どんな大人になっているかを想像したことがないだろうし、想像ができない子どももいる。だから、急ぐなとだけ言われてもピンとこない理由も分からなくもない。とりあえず、見学をしてどのような感想を持つのかとても興味深かった。実際に見てみても「企業しか」「事業所しか」となるのかどうか知りたかった。しかし、実際に見てみるということは、とても大きなことであるということが改めてよく分かった見学だった。企業一本で就労を考えていた子どもが振り返りで、「訓練校もありだと思った」と書いていた。訓練校の魅力が分かったのだろう。「もっと厳しいのかと思っていた」と言っていたりもした。続けられるか不安だったのだろう。何に対しても不安感がとても強い。企業は、両親が働いているような「会社」というようなイメージがあり、企業にはそこまで不安感はなかったのかもしれない。しかし、企業であればもっともっといろんなことが厳しい。それに耐えられる精神力があるとは到底思えない。様々な面から見てみても、いきなり企業就労ではないことが言える。〇年後、〇十年後を想像して展望を持たせる取り組みをする予定である。また、訓練校は選考試験があることも忘れてはならない。誰でも入れる簡単で甘いものではないということも伝えている。現場実習だけとか、入社することだけとかを目標にしていては、絶対にしんどくなって辞めたくなる。だからこそ、その先を見据えて継続して働けると思えたところが合っているところだと思う。

 一方、生活面では、各々で課題はあるものの大きな問題なく過ごすことができた。とにかく自分自身の目標に向かって頑張ればいい。それだけを考えて、自分自身と向き合うことができれば他人に迷惑をかけることはグンと減るだろうし、大人になれる。来月で今年が終わる。学習発表会も修学旅行も控えている。トラブルなく新たな年を迎えることができるよう切に願う。