その辺にいる社会人3年生(24)

社会人2年目のブログです。

理想だけを語る人

 人間夢を見て生きていきたいと思うのが当然である。自分ももちろんそう思っている。バランスが大事なのは分かる。だから、自分は現実と理想を半々で保っていきたいという思いもある。そうでないと生きていけないのは事実だからだ。しかし、理想ばかりを語る人間というのも存在する。脳内がお花畑で「人生そんなに甘くない」という言葉を吹っ掛けたい人間が自分の身近にいることがショックでならない。

 

 理想だけではもちろん生きていけない。現実だけを見て生きるのは可能ではあるが、おもしろい人生を歩めるかどうかという話になると別である。むしろ、夢を見て生きていった方が生きている実感があるのは確実である。理想論だけを振りかざしてくる人間は苦手だ。しかも自分が置かれている環境や立場を無視して理想論だけを語ってきた。本当に驚いた。その人が言う理想論は1から10まで何も反論せずに聞いてみた。そうすると汚いものや醜いものが見えていない人なのだということが分かった。ずっとこれまで話してきて現実もちゃんと分かった上で話していると思っていたし、そういった口ぶりで話もしていたため、自分も信用しきってしまっていた。いざ、自分の話になるとよく分かった。全く自分の置かれた環境や立場を想像をしてもくれず、見てもいないのに自分が批判をされたのだ。さすがに自分も辛かった。しんどい思いもして我慢もたくさんして、分かってもらえると思っていた人に崖から突き落とされた気分になった。しかも、理想だけで自分は責められた。結局全ての話を聞いてから、反論をした。自分の思いや考えを正直に話してみた。それでも、「あなたが悪いと思う」といったことを言い続けられた。自分からしてみれば「見てもいないのに何が分かる」だった。自分も自分が悪いことがあったということは分かっている。それでも、自分はかなりの確率で非があったとはやはり思えないのだ。自分の考えを否定されることなどどうだっていい。でも、何も知らないのに「あなたにできることがあったのでは?」と言われることが心の底から許せなかった。自分としては「そんなものないから言っているんだ」としか思えなかった。

 

 永遠に理想論をぶつけてきた。「こうすればよかったじゃない」「そんな態度だから言われるんだよ」と言われたが、「そんなのできるのならやっている!!!」という気持ちしか湧かなかった。理想はもちろん大事だ。しかし、それがまかり通らない時だってあることを知らないのだろうと察した。理想だけを語ることを否定はしないが、巻き込んでくれるなとは思う。見直すべき価値観であろう。