その辺にいる社会人3年生(24)

社会人2年目のブログです。

失敗してはいけない?

 「どんどん失敗してください!」と言われると、学ばせていただいている身なのだからと失敗してもいいからやりたいことを、やれることをやろうと思うのが当然で、自分もそう思い、チャレンジしていた。が、そんなことを言われていたのにも関わらず、チャレンジしたことを批判された。昨年6月の教育実習での話である。「失敗してはいけない」と言われている気分になり、失敗しないようにと気をつけるようになった。しかし、そうすると「なぜチャレンジしないんだ」と言われた。本当にパニックになった。ではどうすればいいのか。そんなことを聞ける環境でもなかった。詳しくは、教育実習を終えてという過去のブログを読んでいただきたい。

 

 自分は当然だが、他の実習生仲間も多かれ少なかれ失敗はしていたはずである。指導教官に「失敗はしても大丈夫」と声をかけてもらっていたり、失敗をした後のフォローはしてもらっていたりしていたはずだ。自分はそんな姿を見てただただ羨ましかった。子どものような大人に構ってもらいたい感情のようで考えが甘いのかもしれないが、自分の場合チャレンジをしなくなってしまったため、そこは責任を取って欲しいとまでに思っていた。そういう指導教官の小さな気遣いに実習生は助けられ、安心感が芽生える。

 

 教育実習では指導教官についていくというのが基本である。校長先生や教頭先生に何かを言われたって、指導教官の言うとおりにしなければいけないし校長先生や教頭先生に言われたことが気になったのであれば、一度指導教官に確認をして指導教官に最終的に従わなければいけない。教育実習中は指導教官が「王様」のような立ち位置なのである。自分の認識がおかしいのかもしれないが、生徒からすれば担任の先生のような感覚であろう。その人に「なぜあれをああしたんだ」と怒られると逃げ場がない。しかも、「失敗を恐れるな」と言っているのにも関わらずである。何をしても怒られる。そんな毎日を過ごしていた。「失敗してもいい!思い切りやれ!」と保身のことなど考えずに言って欲しかった。そうでないと、指導教官との信頼関係なんて築けない。実際自分はそうだった。不信感しかなかった。そして、やる気も伴ってこないという自分の経験から言える。11月の教育実習では「どんなことになっても指導教官がいてくれるからやるだけやってみよう!」と思えた。それは指導教官が支え励まし失敗してはいけないという空気感を作っていなかったからだ。

 

 失敗してはいけない雰囲気で人が成長できるはずがない。挑戦することをいけないとする環境を自分は許せない。本当に意味が分からなかったが、自分は絶対そのようなことはしないと心の中で決めた。