その辺にいる社会人3年生(24)

社会人2年目のブログです。

自らステージを降りるきっかけをくれる人

 皆さんこんにちは。今日のテーマは昨日予告していた通り「自らステージを降りるきっかけをくれる人」です。お時間許す方は最後までお付き合いください。よろしくお願い致します。

 

 ステージを降りなくても済む方ももちろんいらっしゃいます。自分の身近な人で言うと、父です。父は小学生の頃から、教員を志しそのまま教員になり、今年で教師生活約33年だと思います。父のような方は、そのまま決めたステージでパフォーマンスすれば良いのですが、自分は一度決めたステージを降りた経験があります。でも、それを気づかせてくれるのは周りの人間と環境です。ただし、周りの人間と言っても周りの人間に「向いていない!」「辞めた方が良いのでは?」と言われることではなく、自分が周りの人間の才能や能力をこの目で見た上で、自ら「このステージを降りるべきなのか?」と思わせてくれるということです。

 

 小学4年生の頃、中学受験をしたいと思い、両親に「中学受験をしたい」ということを伝えました。「それなら頑張れ」と二つ返事で両親は承諾してくれました。そして、小学5年生から、中学受験に対応している塾へ通わせてもらっていました。そこからひたすら受験勉強に時間を割き、小学6年生の1月に受験をして、その約3日後に合格通知が届きました。晴れて中高一貫校へ入学することが決まり、とても嬉しかったことを覚えています。そして、今から約15年前に私立中学校に入学したのですが、初めての中間試験で自分の力を過信していたことに気づき、心が折れてしまいました。それを気づかせてくれたのは、同級生のみんなでした。小学生の頃に見ていた景色なんて氷山の一角にしか過ぎなくて、狭い世界を見ていたのだと思わされました。そう思うと自分は、「今考えているステージは降りた方が良さそうだ」という心境になり、結果当時考えていたステージを降りることにしました。そして、今いるステージにいることになるのですが、自分はあの時ステージを降りて良かったと思っています。それは、今のステージが楽しいし今は今で見ている夢があるから思えているのだと思います。当時のステージを降りずにずっとい続けたらどうなっていたかなんてことは分かりませんが、今が幸せなのでそれだけで十分です。だから、自らステージを降りるきっかけをくれた同級生のみんなには感謝しています。

 

 もちろん、当時はステージを降りる前提でステージに立っていたわけではありません。それだけで私立中学校に入学した意味があったと思っています。自分の同級生はみんな優秀でした。勉強ができるのは当たり前ですが、他人のことをよく考えているし思いやりを持っているような子たちばかりでした。そんなみんなから学べたことは数多くあります。自らステージを降りるきっかけをくれる人は意外と感謝すべき存在だと思っています。読んでいただきありがとうございました。次回のテーマは「パイオニアじゃないのだから怖がる必要はない」を予定しております。ではまた次回。