その辺にいる社会人3年生(24)

社会人2年目のブログです。

それは本当に指導と呼べるのか

 皆さんこんにちは。今日のテーマは昨日予告していた通り「それは本当に指導と呼べるのか」です。お時間許す方は最後までお付き合いください。よろしくお願い致します。

 

  部活動で運動部だった方もしくは現在進行形で運動部に入部している方には良く分かっていただけるお話だと思うのですが、「罰ゲーム」というものを経験したことはありませんか。「グラウンド10周走ってこい!」「腕立て伏せ20回!」といったものです。学校の体育の授業でも経験したという方ももしかしたらいらっしゃるかもしれません。「でもそれって指導と呼べるのか」と自分は教員を目指すようになってから思うようになりました。きっと指導呼べないし、はっきり言って指導者が指導を放棄した形だと思います。

 

 自分は中高一貫校ソフトボール部に6年間在籍していました。校則がとてつもなく厳しかったことは以前ブログでも書かせていただいたと思うのですが、ある時を境に「校則を破った者は1週間ボールを触れない」という部則が作られました。確か、立て続けに部員が校則を破ったからこの部則ができたと記憶しています。その1週間は何をするのかというと、筋トレをしたりランニングをしたり、たまには鉄棒で懸垂をしたりしています。これが「罰ゲーム」として成り立ってしまっていました。本当の目的は何なのか。子どもが部則に怯えて校則を守ろうとするのが正解なのでしょうか。違いますよね。校則や部則を守ることが目的なのにも関わらず、罰ゲームをしなくて済むようにすることが目的になってしまっていました。でも、自分の顧問だけならず、こういう指導をしている指導者はたくさんいると思います。正直、楽です。「なぜ部則を作ったのか」という説明をする必要がないので、適当に子どもたちがダメージを食らいそうなものを提示しておけば、大抵の子どもはそれに従うでしょうが、それでは的を得ていない気がします。

 

 指導って本当に難しいと思うのです。自分もこんなことを言っておいて子どものためになるような指導ができるかどうか、教壇に立ってみないと分からないと言ってしまえばそれまでですが、罰ゲームのようなことを子どもにさせたくはないと思っています。自分は罰ゲームをしたことがあるし、先生に歯向かったこともありませんが、今考えるとおかしなことだったとのではないかと思います。本質を見失わない指導って難しいと思いますが、「何のためにやらせているのか」と考えた時に、本来の目的とズレていないことを言えるような指導を目指したいと現段階では思っています。読んでいただきありがとうございました。次回のテーマは「塾に放り込んで満足!?」を予定しております。ではまた次回。