その辺にいる社会人3年生(24)

社会人2年目のブログです。

縁の下の力持ち

 皆さんこんにちは。今日のテーマは昨日予告していた通り「縁の下の力持ち」です。お時間許す方は最後までお付き合いください。よろしくお願い致します。

 

 自分が中学高校の6年間いたソフトボール部は本当に弱小チームでした。市大会に出場してもいつもビリで、それが当たり前になってしまっていたくらいです。段々とまともに試合ができる程度になっていきました。そして高校1年生になった時に「運動は苦手だけど部活をしていなくて退屈だ」という子と同じクラスになりました。なぜかこのままだと漠然と「もったいない」と思い咄嗟に冗談半分で「マネージャーやらない?」と聞きました。すぐに断られると思っていたのですが、「こんな私で務まるかな?」といったニュアンスの返事が返ってきて本当に驚きました。「もちろん。ちょっと準備とか手伝ってくれたら良いから」と喜んでソフトボール部にマネージャーとして入部してもらいました。そこから同級生はマネージャーも入れると3人になりました。

 

 まさかこんな弱小チームにマネージャーがいるという事実を良い意味で数ヶ月受け入れられませんでした。本当に嬉しかったです。何でも率先して動いてくれるし、本当によく気が利くし部員のメンタルケアまでしてくれて、何度感謝したか数え切れません。独学でスコアブックを書けるようにまでなってくれて、本当に「マネージャーに負けないくらいに頑張らないと」といつも刺激をもらっていました。その活躍ぶりは他校にまで知れ渡り試合会場で「良いマネージャーがいるみたいだね」と声をかけていただけるほど我チームが誇れるマネージャーでした。自分がピッチャーで悩んでいる時、相棒(昨日のブログをまだ読んでいない方は是非読んでみてください。)もそうでしたが余計なことは言わずにそっと見守ってくれていました。マネージャーのポジションって本当に難しかったと思います。「どこまで自分が言っていいんだろう」「これは言わない方が良いかな」といろんな葛藤が彼女の中ではあったと思います。そして、運動が苦手となると更に「できないのに言えない」と思っていたと思います。それでもいつもいつも優しい言葉をかけてくれていました。マネージャーにも相棒と同じようなことを自分は言いました。「こんなチーム見てられへんと思ったら全然辞めても良いから。誘っておいてごめん。せっかくの休みの日もこれからは自由にして欲しい」と。しかし、「ソフトボールが好きだし、みんなのプレーを見ていたいから」と言ってくれていました。中学1年生の頃から見てきてくれていたのかなと思うほどに自分たちに一生懸命になってくれていました。

 

こんなマネージャーはどこ探してもいないと思っていたし、今も思っています。マネージャーにずっと支えられていた部員は情けないけど、本当にありがたかったです。「縁の下の力持ち」とはこういうことを言うのかと思っていました。ここまで縁の下の力持ちに徹する覚悟を持てる高校生はなかなかいないと思います。自己主張が激しくないしいつも部員を立ててくれる、これは本当に彼女の才能だと思っていたし、表ではなく裏で頑張ってくれいつも力になってくれていました。この縁の下の力持ちがいなかったら高校からのソフトボール人生はどうなっていたのだろうと考えることがあります。昨日のブログを読んでくださった方は分かると思いますが、自分はこの2人なしでは決して中学高校6年間のソフトボール人生は完走できていなかったと確信しています。この2人にもらったものは一生宝物にしていきたいし、2人にはずっと感謝の気持ちで接したいと思っています。読んでいただきありがとうございました。次回のテーマは「普通」を予定しております。ではまた次回。