その辺にいる社会人3年生(24)

社会人2年目のブログです。

マジョリティ

 皆さんこんにちは。今日のテーマは昨日予告していた通り「マジョリティ」です。お時間許す方は最後までお付き合いください。よろしくお願い致します。

 

 多数決を経験した人は多いと思います。多数決は本当に楽に物事を決めることができる面倒なことがなくてスッキリしている方法だと思います。でも、それが原因で何事も「多い方が有利」という考えが当たり前になってしまっています。どんな場面でもマイノリティは肩身の狭い思いをしなければならない立場にあります。変な人扱いをされたり、責められたり。人数が多いということだけで勝手に気が大きくなった気がして、「これが正しいんだ」というよく分からない安心感に陥ります。

 

 しかし、本当にそうでしょうか。多数派の意見を自分も持っているからといってそれが全て正しいと思うのは単なる錯覚です。「これでやっぱり合ってる」という感情より「おかしいと思われずに済む」という感情の方が大きくなる気がします。自分も中高6年間部活を同じ学校、顧問、同級生…で経験してきて、もちろん楽しかったことも嬉しかったこともあったけど、辛くてしんどいこともありました。先輩と意見が合わなかったり、後輩と上手くいかなかったり…辞めたいと言っている部員に対してほとんどの人間が「元々人数も少ないしソフトボールは上手いから」という理由で部に残そうと必死にその部員を止めようとしていました。しかし、自分と同級生は「やりたくないことを無理やりさせる権利はないし、やる気がないのなら一緒にやっていくつもりはない」とはっきり言っていました。自分は少数派で意見をしていましたが、何も怖くなかったし先輩に「生意気だ」「分かったようなことを言うんじゃない」と言われてもどうとも思いませんでした。「辞めたい」と感じている部員をわざわざ引き止めることは本当にエネルギーが奪われます。なので、そんなことはしたくなかったです。チームがバラバラになりつつあり、顧問に怒られた時も先輩に向かって平気で「やる気がない人とやるつもりはないので同じ気持ちになってくれるまでは試合をしたくありません」と1人で意見しました。3日間無視されましたが、それでも別に良かったです。そのままずっと悪い関係が続いたわけではなく、元通りの関係になりました。「先輩が怖いから」「このまま多数派の意見に乗っかっとけば…」そういう気持ちがいけないし、事はトントン拍子に進むけど良い方向にいくとは限りません。

 

 少数派でもしっかりと自分を持っていれば、変な人扱いされることも、バカにされることも別に良いと自分は思います。多数派だからといって決して偉いわけではありません。考えた末に多数派になることもあってそれは当然良いことなのですが、何も考えずに「とりあえず多数派に…」「みんながやっているから」という考えはやめた方が良いと思います。確かに考えることと意思表示することをサボると楽です。でもやはりマジョリティだからというだけで安心することなく、常に周りに流されることなく自分の考えを持ち続けていたいものです。読んでいただきありがとうございました。次回のテーマは「親に反対されます」を予定しております。ではまた次回。