その辺にいる社会人3年生(24)

社会人2年目のブログです。

「量より質」と言えるのは量をこなした人のみ

 皆さんこんにちは。今日のテーマは昨日予告していた通り「量より質と言えるのは量をこなした人のみ」です。お時間許す方は最後までお付き合いください。よろしくお願い致します。

 

 今日は久しぶりに自分のアルバイトの家庭教師での話をさせていただきたいと思います。自分は、テストの成績が悪くても宿題をやっていなくても担当している生徒に対して口うるさく怒ることはありません。学校であったことをふむふむと完全に聞き役になって聞くし、学校へ行くのが面倒くさいと言われれば「じゃあ何日か休んでみれば?」とアドバイスをすることはあります。でも、「それは違う」と注意するということもたまにあるのです。

 

 自分は現在中学3年生である受験生の担当をしています。他にも担当している児童生徒はいますが、今日は受験生である生徒に「それは違う」と注意した話をさせていただきます。その生徒を担当し始めたのは、生徒が中学2年生だった6月頃でした。そう思えばもう早1年9ヶ月が経ちました。お互い良い意味でも悪い意味でも「慣れ」が出始めた頃、とにかく学習時間が足りないから自分は「1日の学習時間を5時間にしよう」と声をかけ、それを目標にすることを生徒とも相談をして決めました。しかし、一向に学習時間は伸びず、毎日1時間、多くて2時間が生徒の当たり前になっていました。約2ヶ月程何も言わずに様子を見ていて、目標を立ててから約3ヶ月後に生徒に「学習時間が伸びないことに何か理由があるの?」と話を聞くことにしました。そうすると、生徒は「勉強したくないということを除いてはない。ただ、量より質ってことを聞くし量をこなしてみても意味はあるのか?と思う」と返してきました。自分は正直、前半の話は全く入ってこないほどに後半の言葉が衝撃的でした。「それは量をこなしてみても結果が出ない人が言って良いセリフだ」と何を偉そうに言っているんだという気持ちが全面的に出てしまって、感情任せに言葉を吐き捨ててしまいました。久しぶりに思ったことを感情に逆らわずに言葉を発した相手が生徒であったことに関しては、悪かったと思っています。でも、自分が言いたかったことが通じてくれて量をこなしてくれるようになりました。

 

 自分の必死の訴えが生徒に届いてくれたことが本当に嬉しかったです。もう今月の公立高校の受験が終われば、お別れとなってしまいます。1年9ヶ月前に出会った時に見せてもらった成績表を見て、偉そうですが、「受験で戦えるレベルにさえなれるのか不安だ」と思った自分の気持ちをひっくり返すように頑張ってくれました。おそらく、あの時自分が言っていたことを分かってくれたのではないかと思っています。あと数日ですが、生徒と最後まで駆け抜けたいと思っております。読んでいただきありがとうございました。次回のテーマは「意見を通りやすくするためには」を予定しております。ではまた次回。