その辺にいる社会人3年生(24)

社会人2年目のブログです。

歪んだ愛も伝わってしまう

 皆さんこんにちは。今日のテーマは昨日予告していた通り「歪んだ愛も伝わってしまう」です。お時間許す方は最後までお付き合いください。よろしくお願い致します。

 

 皆さん「歪んだ愛」って聞いたことありますか。自分は本当に数ヶ月前に初めて知りました。それを知ったきっかけとなったのは、「MOTHER マザー」という昨夏に公開された映画でした。わざわざ劇場に足を運んだわけではなく、Netflixでたまたまヒットして見たのですが、内容は衝撃の連続でした。男たちとゆきずりの関係を持ち、その場しのぎで生きてきた母親を持つ子どもがいて、その子どもは頼る人が母親しかいないし奇妙に執着してくる母親を拒むことができず、むしろ「歪んだ愛」に身を委ねるしかありませんでした。母と子の間に生まれた「絆」が成長した子どもが殺害事件へ向かわせたのでした。これが簡単なあらすじです。

 

 この映画は実話に基づいて作られているみたいなので、実際にこの世であった話であるということです。この映画を見終わった時に「このままではたくさんの子どもが犠牲になる」と思い、身震いがしました。「歪んだ愛って何だ?」「愛というのは裏表のない愛だけではないの?」とも思いました。しかし、現実は違いました。自分の視野が狭いことに情けなくなったし、教員に必要なものがまだまだ揃っていないと改めて感じました。そして、結論なのですが、子どもが最終的に殺害事件を起こしてしまった原因となったのは確実に母親です。ひとり親家庭で子ども2人を抱えているのにも関わらず、働かない母親。それでも、「あなたが大事だ」と子どもに言う口だけの母親。お金がないからといって実家に子どもだけを久々に行かせ、子どもの祖父と祖母にあたるお年寄り2人を短時間で殺すよう命じた母親。誰がどう考えてみても、母親が悪いの一択です。それが正義だとある意味洗脳されている子どもを見るのが辛くて、途中から涙しながら見ていました。これが「歪んだ愛」だと思いました。この親も自身の親に「歪んだ愛」で育てられたのかもしれないと思って見ていましたが、全く家庭環境が悪いようには見えませんでした。何度か言っている気がしますが、子どもには何の力もありません。その何の力もというのは、親が間違っているということを親に気づかせる力や地獄からエスケープできる力です。頼れるのは親しかいないのです。子どもを守ってやるのが親の仕事だろうとやはり思います。

 

 「歪んだ愛」で育てられたこの子どもは、「親を1人にしてはいけない」と気を遣っていたのだと思います。脅すつもりはなくても、親は無意識の中で「私がいないとあなたは生きていけない」と脅しているわけです。卑怯ですよね。でも、それが子どもは愛と感じてしまいます。そうだと信じています。でも、親は子どもには子どもの心が絞めつけられるのではなく、豊かになる愛を注がなければいけません。読んでいただきありがとうございました。次回のテーマは「モチベーションの保ち方」を予定しております。ではまた次回。