その辺にいる社会人3年生(24)

社会人2年目のブログです。

異質集団での学習を推奨する理由

 皆さんこんにちは。今日のテーマは昨日予告していた通り「異質集団での学習を推奨する理由」です。お時間許す方は最後までお付き合いください。よろしくお願い致します。

 

 ここで言う「異質集団」というのは、学校や塾などで行われているテストの結果による学習における力別に分けられる集団ではなく、その逆であるテストの結果による学習における力など関係なく学級・クラスを編成される集団のことです。つまり、あるテストの結果と学級・クラス編成は無関係である集団ということです。結論から言うと、自分は「同質集団」と「異質集団」の両方を経験したことがありますが、「同質集団」と「異質集団」なら「異質集団」での学習を推奨します。「同質集団」を支持しない理由は、単純におもしろくないからというのと一石二鳥のチャンスを無駄にしてしまうからという2つです。

 

 中学受験をすると決めて、中学受験に対応している塾へ小学5年生から通っていました。SクラスとAクラスの2クラスに分けられていました。その塾では月に1回学力テストがあり、そのテストの結果によってクラス分けが行われていました。月に1回クラス編成が行われるということなので、継続して油断することなく勉強しなければならないとみんなが思っていたと思います。でも、「同質集団」で勉強することはおもしろくはなかったのです。どういうことかというと、テストでの結果が良かった人ばかりが15人いるまたはテストでの結果が悪かった人ばかりが15人いるという状況は、自分と同じようなテストの結果だった人たちと同じ空間で学習するということですから、変わり映えがしないことがおもしろくないということです。人間は自身にないものを求める生き物なので、自身と同じような人たちと共にいてもつまらないと感じてしまうため、自分もおもしろくないと感じていたのだと思います。そして、中学校に入学してからも数学・英語のみ「同質集団」での学習でした。これも2つのクラスに分けられていたのですが、クラス内で「教える・教わる」の関係性が生まれないことがもったいないと思っていました。「異質集団」で初めて「教える・教わる」ことができるのではないかと思っているので、教える側の復習するチャンスと教わる側の分からないことを解決するチャンスをなくしてしまうことはしてはいけないと思っています。だから、この一石二鳥のチャンスを生み出す「異質集団」での学習を推奨しているのです。

 

 同じような能力の人たちを揃えても、自身と違うところがなかなか見つかりにくいため、新たな発見をすることに繋がらないと思います。「異質集団」で学習することで、その集団にいる全員が得をすると考えています。一斉指導をする上で教師・講師はやりやすさがあるのも分かりますが、できるだけ多くの「異質集団」で学ぶ子どもが増えることを願っています。読んでいただきありがとうございました。次回のテーマは「本気なら踏ん張るはず」を予定しております。ではまた次回。