その辺にいる社会人3年生(24)

社会人2年目のブログです。

我が子のことを他人事のように話す親

 皆さんこんにちは。今日のテーマは昨日予告していた通り「我が子のことを他人事のように話す親」です。お時間許す方は最後までお付き合いください。よろしくお願い致します。

 

 アルバイトで家庭教師をさせていただいていますが、何度も言うように本当に家庭は様々です。中高一貫校に通う生徒、ひとり親に育ててもらっている生徒等生徒の実態は生徒の数だけあります。その中で自身の子どもであるのにも関わらず、他人のことのように話す親御さんがいます。もちろん自分は子育てをしたこともなければ、自分の家族を持ったこともありません。だから、「子育ては本当に大変」と言われてももちろん大変であることは分かっても、この身をもって体感していることではありませんので、「本当の意味では分からない」と言われればそれまでです。それでも、「自身の子どもの責任を全て背負えない」と半分子育てを放棄しているかのような顔をするのは違うと思っています。

 

 自分も親からしたら厄介な子どもだと思います。中学受験をしたいと言い出すし、途中で進路変更して茨の道を選ぶしで散々な子どもだと思っています。でも、「あなたの親を辞めたい」「もう好きにすればいい」と責任を放棄したいといった発言をされた経験はありません。もちろん投げ出したかったことも「なぜこんな風に育ってしまったのだろう」と思うこともあったと思います。それでも「あなたの親だから」と言って思いもよらぬことを自分が言い出した時も目を瞑って育ててくれました。だからこそ、親子関係から他人同士になろうとしている親御さんの発言が気になるのだと思います。「勉強せずにゲームばっかりして将来どうするんでしょうね」「ギターばかり練習してますけど1つでも多く英単語覚えたら良いのにって思いますけどね」と自分に言ってくるのです。恐らく、「私が言ってももう聞かないので、先生お願いします」というSOSなのだろうなということは勘づいています。でも、そこで自分が直接生徒に言ってしまったのなら、親子関係の修復はないと思っているので、敢えて言いません。親が子どもに「どんな状況であっても自身の子どもであることに変わりない」ということを伝えるべきです。

 

 子育てを諦めかけて、わざと他人だと思うようにしようと、そうすれば腹を立てることも心配することもないからと逃げようとする親御さん、絶対にそのままではいけません。いつまでたっても親子だし、親からすれば勉強をしなくても非行に走っても我が子には変わりないのだから、逃げようとせずとことん向き合って欲しいと思います。読んでいただきありがとうございました。次回のテーマは「道徳教育」を予定しております。ではまた次回。