その辺にいる社会人3年生(24)

社会人2年目のブログです。

専業主婦に頭が上がらない

 皆さんこんにちは。今日のテーマは昨日予告していた通り「専業主婦に頭が上がらない」です。お時間許す方は最後までお付き合いください。よろしくお願い致します。

 

 突然ですが、専業主婦って本当にすごい仕事だと思いませんか?自分は本当に尊敬しています。でも何故かこの世の中で、「お仕事は?」と聞かれ「何もしていません」と答えるのが妥当で、「お仕事は?」「専業主婦をしています」というやり取りはあまり聞けないことが残念です。しかも、その専業主婦の方が「外で働いてお金を貰っていることとは全然違う」と自虐してしまうのも現実です。

 

 自分の母は父と結婚して養護教諭を辞職し、そのまま家庭に入り専業主婦となりました。幼稚園や小学生の頃、手さげカバンを作ってくれスモックのワッペンもつけてくれて、遠足の時のお弁当をいつも作ってくれていたことを今でも覚えているし、とても嬉しかったです。小学生の頃、家に帰っても保護者がいない児童は家に帰らず「アフタースクール」に預けられ、保護者の仕事が終わるまでそこで待って保護者の迎えが来ると一緒に保護者と帰っていました。そして、「アフタースクール」を利用しない児童は家の鍵を学校に持ってきていました。いわゆる、自分で鍵を開けて家に入る「鍵っ子」です。逆に自分は、二世帯住宅で1階には祖父母が住んでいるし母は専業主婦であるし、「アフタースクール」で保護者を待つ必要も学校に家の鍵を持ってきていて必要もありませんでした。必ず誰かが家で待ってくれていました。小学生ながら、「ただいま!」と家のドアを開けると「おかえり!」と誰かの声が聞こえることがとても嬉しかったです。しかし、自分が中学3年生の9月から母がパートを始めることになりました。自分の2つ下の妹が高校生になるまでパートに行くつもりはなかったみたいなので、本当に家計が苦しくなったのだろうと思います。自分が中学校から私立に通っていたことや妹の塾の授業料をの足しにしたいと思うようになったことがきっかけだと思います。母が考慮してくれて母のパートの時間帯は自分たちが学校に行っている時間帯だったので、さほど今までの生活と大きく変化はありませんでしたが、本当にわずかですが自分のことは自分でやらなければいけないことが出てきました。今まで本当に何もやったことがなかったので、戸惑いました。

 

 そして、今大学生で一人暮らしをしています。何度も言いますが、家事に1ミリも携わったことがない生活を18年間送ってきて、突然自分のことは自分でやらなければいけないことが当たり前になる日が来るとは思ってもみませんでした。洗濯1つを取ってみても毎日1人分を洗濯することですら面倒くさいと口に出すのに、母は「4人分も毎日毎日しんどい」と言っているのを聞いたことがありません。きっと心の中では思っているんだろうけど、自身の仕事として全うしてくれているんだと思いました。お金にもならない仕事を毎日文句を言わず当たり前のように家事をこなす専業主婦は本当にすごいと思います。だからせめて、「いつもありがとう」「今日の弁当も最高だった」と毎日言うようにしていました。それほど感謝しているからです。毎朝起こしてくれて、毎日弁当を作ってくれて、駅まで送ってくれて、塾の送り迎えをしてくれて、保護者会や学校行事に全て来てくれて、毎日パリパリのワイシャツとヒダのきれいなスカートで学校に通わせてくれて…まだまだたくさんありますが、何があっても専業主婦をバカにするようなことはできません。専業主婦を軽視しているような人間は一度やってみれば良いのです。どれだけ大変な仕事かが分かります。皆さんはそんな人間にならず、当たり前なことなどないので、塾の送り迎えをしてくれている親御さんに一言「ありがとう」と言ったり、毎日弁当を作ってくれる親御さんに一言「今日も美味しかった」と言ったりすることを心がけてみてください。専業主婦は敬うべき存在です。読んでいただきありがとうございました。次回のテーマは「若手を育てる」を予定しております。ではまた次回。