その辺にいる社会人3年生(24)

社会人2年目のブログです。

人の上に人を造らず、人の下に人を造らず

  皆さんこんにちは。今日のテーマは昨日予告していた通り「人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」です。お時間許す方は最後までお付き合いください。よろしくお願い致します。

 

 「人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」。福沢諭吉の著書「学問のすゝめ」の冒頭にある有名な詞です。初めてこれを耳にした時、学問がどうとかという話は考えなかったけど、やはりそうだよなと自分の考えは正しかったんだと思えました。人に上も下もないのです。自分が1番嫌いなタイプが「他人のことを悪く言って自分の価値を上げようとする最低な人間」です。なぜ嫌いかと言うと、まず努力もせずに人の上に立とうとし、更に他人を侮辱しているからです。そのような人間に価値はないし、必ず天罰が下ると思っています。そもそも、人の上に立とうとしていることがおかしいのです。

 

 それと後、「人間はみな平等である」という考えに対して、「人間がみな平等なわけない」と考える人が大多数だと思います。自分も「何を言ってるいるんだ」と思っていました。「平等権って何なんだ。何の意味も果たしていないじゃないか」と生意気に法律で定められている権利にまで意見していました。しかし、人間はみな平等なのです。お金を稼げる「権利」がある。学校に行く「権利」がある。生きる「権利」がある…そう考えると平等であると思いませんか?持って生まれた才能、努力、育った環境、培ってきた経験…こういったものがみなそれぞれ違うから、結果が違ってきているだけなのです。自分はそう考えるようになってとても楽になったし、人は絶対縦に並ぶのではなく横に並ぶのが正しいと改めて思いました。

 

 自分は「これであの子より上だ」と自信満々に言っている子と出会ったことがあります。実際には聞きませんでしたが、「何を基準に言っているんだろう」そして「あの子の上だと言っていることが恥ずかしくないのかな」と思っていました。おそらく、自分の上に他人を造れば不安になるし、自分の下に他人を造れば安堵するということだけなのだと思います。でもそれって本当に寂しい話だなと思ってしまいます。どこかのブログでも書きましたが、他人と比べて順位をつけるのではなく、自分のことだけを見つめていればいいのです。自分はよそ見するほどの余裕はないので、そのような考えに至らないだけかもしれませんが、「私はあの人より上なんだ」「私は残念ながらあの人より下なんだ」という漠然とした抽象的な発言はしない方が自分は良いと思っています。「あの人より稼いでいる」「あの人より可愛い」というだけでその人の価値は決まらないし、人間としての順位はつけられません。だから、そんなつまらないことをわざわざ考えるのではなくて、「人はみな平等」という考えで生きていきましょう。読んでいただきありがとうございました。次回のテーマは「他人をバカにして何になる?」を予定しております。ではまた次回。