その辺にいる社会人3年生(24)

社会人2年目のブログです。

ないものねだり

 皆さんこんにちは。今日のテーマは昨日予告していた通り「ないものねだり」です。お時間許す方は最後までお付き合いください。よろしくお願い致します。

 

 人間はみんなないものねだりな生き物だと思っています。自分にも長所があって得意なことがどこかしらあるはずなのにも関わらず、他人を見て「何で自分にはないんだ」とか「何で自分には出来ないんだろう」と思ってしまいます。自分は絵を描くことが本当に誰よりも苦手です。小学生の頃から図画工作の時間が大嫌いで通知表もいつも真ん中の評価をつけられていました。中学生の頃も美術の授業が辛かったし成績は何とか期末テストでそこそこをキープしていました。でも美術の先生に作品を笑われたことがあるほど下手くそで本当に才能がありません(笑)ピアノ、習字、そろばん、サッカー、塾の習い事をさせてもらって基本勉強に困ることはなかったし、音楽も体育も好きな分野でした。ただしかし、図画工作や美術だけは習い事でハンデを補えていませんでした。母に「なぜ絵を習わせてくれたなかったのか」と聞いたことがあります。すると、「小さい頃から絵の描き方を覚えてしまうと、想像力が広がらなくなってしまうから」とあえてそうしたんだとという返事が返ってきました。それは自分のことを考えてくれているからだということが分かりますが、それでもみんなが簡単に描けるりんごやみかんすら上手に描けなかったので、絵は習っておきたかったなとずっと思っていました。それとは逆に妹は絵がとても上手く作品が優秀だと認められ展示されたりしていたほどでした。両親は姉妹で比べるようなことは一度もなかったですが、良いなとは思っていました。妹みたいに「絵を習わずしても上手に絵を描いてみたいと」と思っていました。

 

 しかし、自分の何かに「ないものねだり」をしてくれる人が必ずいるということが自分は気づいたのです。「ピアノ上手だね」「字綺麗だね」「計算早いね」と言ってくれた友人がいました。自分が絵を描ける人を羨ましく良いなと思うように、自分にもそういう感情を抱いてくれているという事実が本当に嬉しかったです。ピアノも習字もそろばんもサッカーもある程度出来るようになって、「これ以上何を望むの?」「十分恵まれているんじゃないの?」と思う人もいると思います。自分もそう思います。でもそれでも「こんなことも出来ればなあ」「これが出来ればかっこいいな」と思うのが人間だと思います。

 

 昨日のブログで「他人と比べてはいけない」と書きましたが、そう思うようになってからはないものねだりはしなくなりました。「あの人のああいうところ良いな、憧れるな」と思うことはあっても「こうだったらなあ」と嘆いたり後悔することはありません。人間誰しも欠点や弱点があるわけです。それも背負って生きていかなければなりません。自分の場合、絵を描くのが苦手であることに頭を抱えるのではなく、しっかりと自分の不得手なこととして向き合っていくべきなのです。人間みんなそれぞれに良いところがあります。それだけで恵まれていることを忘れてはなりません。一人一人が素敵な個性に恵まれて産まれてきたのだから、その長所と短所も得意なことと不得意なことも出来ることも出来ないことも全てを含んだ個性を大切に生きていきましょう。読んでいただきありがとうございました。次回のテーマは「努力しなければならないことから目を背けてしまっているあなたへ」を予定しております。ではまた次回。